尾崎世界観のファンとも言えないような、微妙な立ち位置からお送りします。

ファンに激怒されるかもしれないけど、クリープハイプのことは、例のベストしか聴いたことないし、それも数曲しか聴いてない。個人的には、言われてるほど変な声でもないなとぼんやり思ったりした。これはこれで、逆に怒られるかな…ただ、尾崎さんの持ってる、ものすごく高密度な負の感情は、すごく鼓膜に刺さった。小説(何店舗か回って、わざわざ買った。わたし自身、特にファンと呼べるほどじゃないけど)やちょっとだけインタビューを読むたび、わたしが男性だったら、こういう感じだったんじゃなかろうかと思った。いや、わかんないですけど。つか、尾崎さんに失礼か。ごめん。

そして、この度、新刊を買った。なにも情報収集してなくて、事前情報まるでなしだったので、本屋で見て、びっくりしたんだけど、中を見たら日記形式だった。小説やないんかーい!と思ったけど、それがまあ面白くて面白くて、個人的には、祐介より好きだなと思ったりした。途中で一言だけ、ユニゾンの田淵さんと飲んだことが書いてあって、そこくわしくもっと書いて!みたいな気持ちになった。

まあ、それはそれとして、ただ、絶望的なほど不調な状態のときに読んでしまったので、かなりのダメージを食らったけど、リハやライブのとき、こんなこと考えてるんだなあ、しんどいだろうなあとか、参考になった。文字通り、身を削ってる感じがある。小説のときよりも。

祐介を読んだときは、すごく面白かったけど、もったいないなと思うところもあった。当たり前ながら、まだ書き慣れてないような面も見受けられた。すっごい上から目線でごめん。でも、ちゃんと文芸だった。なんちゃって小説ではない。もっと磨くと、もっとすごい景色見れそうだなと思った。だから、期待している。尾崎さん、本業は音楽なんですけども。それはわかってるけど、尾崎さんの本がもっと出版されると個人的には嬉しい。

あんまり先入観持ってはいけないけど、この手の人は、個人的な観測範囲では、短期間で破綻する確率が結構高いように見受けられるので、なるべく長く活動してほしい。